Q.一部を自分たちでやることはできませんか?

A.
相続が開始されてから(被相続人が亡くなられてから)、相続争いがなければ、一般的に最後の手続きになるのが相続税の納税です。

相続が開始されたら、まず税理士に相続税が課税されるかどうかを無料相談等で確認して、その場で必要な手続きと専門業者に頼んだ場合にかかる概算費用を教えてもらうのが得策です。

一般的に相続手続きは、金融機関に依頼すると最低料金でも50万円、遺産額によって100万円以上かかることも珍しくありません。金融機関や証券会社の遺産整理業務のホームページ等をご確認ください。

これらの手続きは、金融機関でなく行政書士・司法書士・弁護士・税理士にも依頼できますし、手続きをやる方に日中時間の余裕があれば、専門家の支援を受けてやることができる場合もあります。

その場合には専門家から概算見積もりを取ってご自分のできることをやっていけばよいと思います。

ただし、相続税の申告書は特殊な税務(すべての税理士さんが専門にやっている仕事ではない)ので、税理士の仕事によって相続税額に差が出ると言われております。

税理士報酬が安くても税金が高くなってしまう可能性があるので、相続・事業承継(会社の相続)等特殊税務を専門とする事務所に依頼するのがベストです。

この記事の監修者

宮澤 博

宮澤 博 (税理士・行政書士)

税理士法人共同会計社 代表社員税理士
行政書士法人リーガルイースト 代表社員行政書士

長野県出身。お客様のご相談に乗って36年余り。法人や個人を問わず、ご相談には親身に寄り添い、お客様の人生の将来を見据えた最適な解決策をご提案してきました。長年積み重ねてきた経験とノウハウを活かした手法は、他に類例のないものと他士業からも一目置くほど。皆様が安心して暮らせるようお役に立ちます。