Q.二世代住宅の建築資金

Aさんは、土地と建物を所有し自宅として同居の息子さん夫婦に子供が生まれたのを契機に、 自宅を取り壊して新築することにしました。

建築資金は、息子さんが自己資金とローンの組み合わせで出すこともできるし、 Aさんの預金を息子さんに贈与することもできるので、
どんな方法がAさんの相続にとって有利なのか相談に来られました。

A.解決の方向

相続シミュレーションを行ったところ、Aさんは、相続税の基礎控除を超える額の金融資産をお持ちでした。

その結果、新しく建てるご自宅は、Aさんの預金を使って建てることが、 相続税上有利であることがわかりました。

預金のままで相続するよりも、建物で相続した方が評価額を安くできること、小規模宅地の特例もスムーズに活用できることを

ご説明いたしました。

Aさんは 老後の生活資金の検討もした上で、自己資金で ご自宅を建築する事にしました。

この記事の監修者

宮澤 博

宮澤 博 (税理士・行政書士)

税理士法人共同会計社 代表社員税理士
行政書士法人リーガルイースト 代表社員行政書士

長野県出身。お客様のご相談に乗って36年余り。法人や個人を問わず、ご相談には親身に寄り添い、お客様の人生の将来を見据えた最適な解決策をご提案してきました。長年積み重ねてきた経験とノウハウを活かした手法は、他に類例のないものと他士業からも一目置くほど。皆様が安心して暮らせるようお役に立ちます。