ドッグキャンパス&元住吉店 取材レポート
東急東横線 元住吉駅の西口を出て、モトスミ・ブレーメン通り商店街を歩く。平日の昼間だが、老若男女問わず人の往来が多く、にぎやかで活気のある商店街だ。
元住吉駅の西口から左手にへまっすぐ進み約7分。ペット用品の店「ペット エコ DPO」様の手前のわき道を右へ曲がると、目的地である「ドッグキャンパス&元住吉店」にたどり着いた。
同店は、犬のトリミングや一時預かり、ペットホテルなどのサービスを提供している。
同店店長の加賀久美子さんは、ドッグアドバイザーの資格を持ち、犬に関する豊富な知識を活かして安全で安心な預りをサポートしている。
店舗内へ入ると、今日預けられた犬が2頭、広いフローリングの部屋で遊びながら預りの時間を楽しんでいた。
同店では、毎日のサービスメニューの他、毎月おこなわれるクラフトのワークショップや「わんちゃん撮影会」などのイベントも人気だ。
これらのイベントは、加賀さんの想いによって企画・開催されている。
当相談室もこちらを会場に、「残されるペットのためにできること」を考えてほしいという趣旨で、毎月セミナーを開催させていただいている。
これは、実際にご自身でも犬を飼っている加賀さんの想いがあってこそ実現したものだ。
加賀さん自身が、「もし、自分に何かあったら、この子はどうなるの?」と考えた時に、相談できるところがあることを知ってもらうのはとても大切なこと」と感じたという。
一見、華奢だが、ペットも人も楽しく安心して暮らせることを願う加賀さんは、芯が強い女性だと感じた。そんな加賀さんに話をうかがった。
加賀さんがこの仕事を始めたきっかけ
加賀さんは、もともと犬が好きだったので、実家にいた頃も犬を飼っていた。しかし、自分が直接犬と関わる仕事をすることは考えなかったので、ずっとOLをしてきた。
そんな中、病院で人を癒す仕事をする犬「セラピー犬」と少し関わったことで、アニマルセラピーに興味を持ち、犬について勉強を始めることにした。
加賀さんは、企業で仕事をしながら夜や休みの日に資格取得や勉強ができるスクールを方々探し、ドッグアドバイザーの資格を取得した。修了後も暫く仕事を続けていたが、その後退職しドッグキャンパス二子玉川店で勤務することになった。
加賀さんは当時を振り返る。
「このスクールでは、トリマーやドッグトレーナーというよりも、幅広く犬に関するアドバイズができる〝ドッグアドバイザー〟を目指して日々学びました。
座学から始まって、最初の半年間は病気や行動学などを浅く広く基礎知識的な勉強をしました。その後の半年間は、希望によって、生態も含めたトレーニングの実践です。スクールにワンちゃんがいるのですが、その中から担当犬を一頭しつけるというものでした。その子を半年間自分でトレーニングするというか、訓練をするというか…。それで、私が担当したのがこの子なんですよ」。と、加賀さんは懐かしそうに愛犬キズモちゃんとの出会いを話す。
加賀さんの愛犬ギズモちゃん。「この子は最初から名前はギズモなんですよ」。
ペット(犬)の社会問題と店舗の存在意義
「上手な怒り方と褒め方」が分からずにしつけが上手くいかず、それが犬の問題行動に繋がることにも。手に負えなくなった犬の飼育放棄や近隣トラブルなどにも発展する可能性もある。
加賀さんにとって、こういった問題が起きてしまうのはとても悲しいことだという。
ドッグアドバイザーとして加賀さんは、しつけ、病気予防などに関するアドバイス等をしながら、飼い主たちと一緒に犬たちとの過ごしやすい環境を作り上げていきたいと使命感を持っている。「わんちゃんとご家族が良い関係」でいられるように、特に用事がなくても声掛けしているという。
加賀さんは「ドッグキャンパス&元住吉店」の存在意義について、こう語った。「いざという時いつでも相談に来てもらえるように、来店する人とコミュニケーションを取っていき、交流できる場にしたい。」
↑店長の加賀久美子さん
【ドッグアドバイザーの加賀さんに聞いてみた】
犬を預かるときに特に注意していること
「初めて来店のわんちゃん、はじめましてのわんちゃん同士、どういう風な反応をするかは、はっきりこうだとは言えません。普段とは違うことも多いので、最初は注意深く様子を見ています」。
この日のお預かりワンちゃん「コジロウ」くん。
ペット安心相談室に賛同して頂いた理由とは?
「目の前で起こる問題に何の手立てもなく、飼い主さんと動物が辛い思いをすることがなくなってほしい。そのために、ペット安心相談室は必要ですね。このお店は、会社として運営しているけれど、私たちとしても飼い主さんにとって良いことをしたいと考えていました。実際、飼い主さんからは『困りそう』という声も聞いていたので、セミナーをコラボ企画することができました。ペットがいる人には、後回しにしないで真剣に考えてほしいですね」。
加賀さんが考える、ペットの幸せとは?
「私が思うのは、やっぱりペットには家族として愛情を注ぐこと。家族になった子が突然一人になったら、家族にとってもペットにとっても、そんな悲しいことはない。いったん人間社会の家族になったのであれば、やっぱり愛情を持って一緒にいられるのが一番幸せだと思います」。
【店内を写真で紹介】
「このお店で開催するワークショップは、ブログに全部アップしています。どしどし参加してください!」
ワークショップの中でも人気なのが、お正月・クリスマスに開催される「わんちゃん撮影会」。毎年予約が殺到する。
↑入口に展示されているワークショップで制作した作品
ワークショップで制作された作品②
何故“&”が付いているのか気になったので加賀さんに尋ねてみた。
「姉妹店の船橋店はお預かり&ドッグラン、上大岡店はトリミングサロンを提供しています。元住吉店は、お預かり・ペットホテル・トリミングのサービスに加えてワークショップや撮影会、イベント・セミナーなど今後も新しいサービスを提供していくという考えで『&』がついています。
↑入口の「DOG CAMPUS &」にも歓迎されている印象を受けた
犬同士の遊びを通じてストレス解消、運動不足解消、社会化学習などの効果が期待できる。
楽しそうに遊ぶワンちゃんたち
トリミングスペース
ペット安心相談室とのコラボセミナー「大切な犬たちのために今、あなたができること」
セミナーはドッグキャンパス&元住吉店で毎月開催している
セミナー終了後の座談会 参加者から多くの質問が飛び交った
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