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【コラム】相続でもめる?もめない?

 

生前のご相談の際に、「うちはもめないから遺言は書かなくても大丈夫」と言われる方が結構いらっしゃいます。

 

 

私はその度に、「そうであればなおさら遺言は書いた方が良いのでは」と思ってしまいます。

 

 

どうしてかと言いますと、もめないからです。

 

つまり、相続で渡す側と引継ぐ側の両方が合意した遺言が作れるからです。

 

これほど良い遺産分割はないのではないかと思います。

 

 

また、遺言が書いてあれば、相続手続きの半分くらいはもう終了したようなものです。

 

相続後の慌ただしい中で、遺産分割をするのが一番時間と気を遣うところになります。

 

それが生前に遺言を書くとなると、落ち着いた状況で、渡す側と引継ぐ側の皆さんが相談して遺産分割ができるのですから、これ程楽なことはありません。

 

 

同じように、「もうどうやって遺産分割するか決まっているから大丈夫」と言われる方もいらっしゃいます。

 

 

もうそこまで決まっているなら、それこそ遺言を書いた方が良いです。

 

本当に手続きがスムーズに進みます。

 

 

それともう一つ。

 

相続により、人の立場は変わります。

子は皆その立場ではなくなるのです。

 

遺言は書けるうちに書いておいた方が良いと思います。

 

 

<市民新聞 上越よみうり  H30.9.18 に掲載されました>

 

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